TCHについて/森本歯科医院（河内長野）

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2023年06月2日

こんにちは。森本歯科医院です。

本日の内容は『TCH（無意識に歯を接触させる癖）』についてです。

皆さんは原因不明の歯の痛みに悩まされていませんか？当院の患者さんの中にも『虫歯で歯が痛い。食事中に痛む。噛むと痛い。』などの症状で来院される方が多くいらっしゃいます。ですが、レントゲン撮影をして検診をしてみますと虫歯ではなく、その原因はTCH（上下の歯をくっつける癖）歯軋り、食いしばりによる症状の場合がございます。

皆さんは１日で上の歯と下の歯が接触している時間は正常であれば　どのくらいかご存じですか？

答えとしては１７、５分という報告がされています。この１７、５分に含まれているのは、会話と食事（噛む時　飲み込む時）に接触する時間です。異常がなければ『ほとんどの時間で上の歯と下の歯は接触していない』と考えて頂いてよいと思います。また、リラックスした状態で口を閉じていても上下の歯が接触していないのが自然の状態です。

このTCHによる症状は

・入れ歯の痛み

・物を噛むときに感じる慢性的な痛み

・歯周病の助長

・詰め物、被せ物が外れる

・歯や歯の根が割れる

・舌の痛み

・舌や頬の内側を噛んでしまう

など、多くの部分に悪影響を与えてしまいます。特に歯の根が割れてしまうと基本的にその歯の保存は出来なくなりますので、抜く他に方法はなく　お口の中が急に大きく変わってしまう原因にもなります。せっかく治療した被せ物や詰め物を長く使うためにも、延いては口の中の健康を長く保つ為にも虫歯予防、歯周病予防と同じくらい重要であると考えています。

当院では痛みの原因を冷静に判断し的確な治療を行うことを常に意識しています。そして食いしばりについての説明、ご理解をしていただき日中　仕事場でもできる緩和させるための方法のご提案を致しております。また夜間の噛み締め、食いしばりに対してのマウスピース作成を積極的に行なっております。歯の痛みが辛い方、虫歯治療を行なったのに痛みがとれない方、または他の医院で『虫歯はないけれど磨き過ぎが原因』と言われた方、お気軽にご相談ください。